過去の様子

2026年4月に行われた第93回の様子
2026年4月に開催された第93回グリーフケアの会は、参加者7名とファシリテーター2名により、定刻の19時に静かに始まりました。
春のやわらかな気配の中、それぞれが大切な想いを胸に集い、安心できる空間の中で、少しずつ言葉を交わしていきました。
この日は、ご主人を亡くされた方から、最期を迎えるまでの医療の選択に関する葛藤や、今も続く深い寂しさが語られました。「大切な人がいない世界を生きていくつらさ」や、日常の中でふと感じる孤独についての率直なお気持ちに、参加者それぞれが静かに耳を傾けていました。また、医療における判断の難しさや、セカンドオピニオンの大切さについても、実体験に基づく言葉が共有されました。
ご姉妹を亡くされた方からは、これから迎えるはずだった喜びの時間が叶わなかったことへの思いや、その後のご家族との関係の変化について語られました。お子さんを亡くされた方からも、ご家族やご親族との関係に生じた変化について、静かに胸の内が分かち合われました。
また、奥様を亡くされた方々からは、治療や医療判断に関する悩みや、尽くしたいという思いが叶わなかった無念さ、そして今もなお続く複雑な思いが語られました。医療への不信感や、ご家族との関係の中で感じる感情など、言葉にしづらい思いも、この場では大切に受け止められていました。
お茶の時間には、少しだけ空気がやわらぎ、ブライダルやご葬儀にまつわる話題、医療機関についての情報交換、そして「帰宅後は大切な猫と過ごす」といった日常のひとこまも共有されました。ささやかな会話の中にも、それぞれの暮らしと想いが感じられるひとときとなりました。
悲しみの形や向き合い方は一人ひとり異なりますが、この場ではどのような気持ちもそのまま大切にされていることが感じられました。参加させていただいた一人として、互いに寄り添うあたたかな時間に心より感謝しております。
これからも、このような安心して心を置ける場が、必要とされる方のもとに届いていくことを願っております。


26年3月に行われた第92回の様子

第92回の集いは、やわらかな雰囲気の中で始まりました。
参加者4名とファシリテーター2名。皆さまが早めにそろったため、予定より10分早くのスタートとなりました。

大切なご主人を亡くされた方は、今も続く悲しみを静かに語ってくださいました。
「泣いてばかりいたら、猫まで病気になってしまって…」
その言葉からは、日々のつらさと深い愛情が伝わってきます。ご主人の持ち物を片付けようと思っても、何から手をつけてよいのかわからず、時間だけが過ぎていく――そんな中で、「この悲しみはいつまで続くのだろう」と感じておられるとのことでした。
それでも、「ここでは心の内を話せる。また来たい」と話してくださり、この場が安心できる場所であることが伝わってきました。

また、ご自身が仕事中にご自宅で奥様を亡くされた方のお話もありました。
医師によって説明が異なり、戸惑いや不信感を抱えながらも、「代われるものなら代わってあげたかった」という想いが今も残っているそうです。
「いつまでこの悲しみが続くのか」という問いは、誰にとっても切実なものです。他の方の「3年はつらい」という言葉を聞きながら、それぞれがご自身の時間の中で受け止めておられる様子でした。

故人の気配を感じるというお話もありました。
足音やドアの音、ノックのような気配に、「来てくれているんだ」と感じる瞬間があるそうです。それは怖さではなく、どこか心がやわらぐような、不思議であたたかな感覚とのことでした。
一方で、思い出の詰まった家の中は、まだ片付けることができないというお気持ちも語られました。「自分がいなくなった後にお願いしたい」――その言葉には、無理に手放さなくてもよいという、静かな選択が感じられました。

お茶の時間になると、場の空気は少しずつ和らいでいきました。
故人が夢に出てくるかどうかの話から、九州と北海道の果物文化の違い、おすすめの漫画やドラマ、昭和の文通の思い出へと話が広がり、自然と笑顔も見られるひとときとなりました。

悲しみはすぐに消えるものではありません。
それでも、こうして言葉にして分かち合うことで、ほんの少し心が軽くなる瞬間があります。この集いは、そんな時間を大切にできる場所であると、あらためて感じられました。

第92回の会もまた、あたたかな余韻を残して終わりました。
これからも、それぞれの想いにそっと寄り添う場であり続けますように。


26年2月に行われた第91回の様子

参加者7名、ファシリテーター2名

最近はホームページの閲覧者数も増え、この場に関心を寄せてくださる方が少しずつ広がっていることを感じます。必要としている方に、この会の存在が静かに届いていることが伝わってきます。

今回の分かち合いでは、大切な方を亡くされた後も続く想いが、ゆっくりと言葉にされました。

病室を後にする際、「帰らないで」と言われながらも帰宅し、その後急変して亡くなられた奥様のことを思い、「あの時、泊まりがけで付き添っていれば」と今も後悔の気持ちを抱えておられる方がいらっしゃいました。

また、医師の診断と解剖結果の違いに戸惑いと納得できない思いを抱え続けている方、葬儀後の親族の言動に深く傷つき、強い憤りが今も心に残っていると語られる方もおられました。

年月が経っても悲しみは消えず、「いまだに悲しい」と率直に話される姿もありました。一方で、「ここで話せてよかった」「また来たい」との言葉もあり、語ることが心を少し軽くしている様子が感じられました。

お母様が何度も夢に現れること、四十九日を前にしてその回数が増えていること、延命治療の判断が正しかったのかと自らを責め続けているお気持ちも共有されました。何年経っても夢に現れるお父様の姿に、変わらぬ想いを抱き続けているというお話もありました。

悲しみの形も、後悔の深さも、それぞれ違います。
けれども、そこにあるのは皆、「大切な人を想い続ける心」でした。

後半のお茶の時間には、亡くなった方と同じ足音が家の中に響いたり、スイッチを入れていない電気製品が動き出したりといった不思議な体験も語られました。そんな話題に、場の空気が少しやわらぎ、故人を身近に感じる時間ともなりました。どのような体験であっても、否定されることなく安心して話せることのあたたかさを感じます。

悲しみは、すぐに消えるものではありません。
それでも、語り合える場所があることは、確かに心の支えになるのだとあらためて感じさせられるひとときでした。

この会が、これからも安心して想いを語ることのできる大切な場として、静かに続いていくことを願っています。


26年1月に行われた第90回の様子

参加者2名、ファシリテーター2名

今回は参加者が少人数となり、全体として静かで落ち着いた雰囲気の中でのセッションとなりました。
それぞれが近況を語り合い、互いの思いに耳を傾ける、あたたかな時間となりました。

お話の中では、近親者にがん患者を抱えている方、ご自身の心臓の不調を抱えながら日々を過ごされている方、また近親者が重い病や心の病と向き合っている方など、さまざまな状況が共有されました。

特に印象的だったのは、幼いお子さんを残して奥様を亡くされた方のお話です。
「子どもの前では笑顔でいなければならない。そのことが、時としてとてもつらく感じることがある」
その言葉に、多くの参加者が静かにうなずき、深く共感している様子が見られました。

お茶の時間には、日常に関わる話題にも自然と広がりました。
金融機関の情報がすべてスマートフォンに入っていたため、故人のスマホのロックが解除できず、大変な苦労をされたという体験談や、そうした事態に備えてエンディングノートを作成しておく大切さについての話題も出ました。

さらに、年金の受給開始年齢や資産運用といった現実的なテーマについても話が及び、参加者同士で情報を共有し合いながら、和やかに、そして活発な語らいの時間となりました。

静かながらも、一人ひとりの思いが大切に交わされた、心に残るセッションとなりました。

25年12月に行われた第89回の様子

参加者3名、ファシリテーター2名

今回は、季節柄の影響もあってか、予定されていたお二人が体調不良のためお休みとなりました。初めて参加される方はいらっしゃらず、今回はいつものメンバーで、落ち着いた雰囲気の中でセッションが行われました。

語り合いの中では、「大切な方の残された物をどのようにしているか」という話題が共有されました。
思い出が詰まっていて捨てることができず、手を付けられずにいるという方もいれば、物そのものへの未練はなく、気持ちの整理として思い切って処分されたという方もおられ、それぞれの想いと向き合い方が尊重される時間となりました。

お子さんを亡くされた方からは、「とても優しく、いい子だった」という深い愛情とともに、生活の変化に気づいてあげられなかったことや、もっと助けを求めてほしかったという後悔、育て方に間違いがあったのではないかという苦しい胸の内が語られました。その言葉一つひとつに、参加者が静かに耳を傾けるひとときとなりました。

また、配偶者を亡くされた方からは、ペットの存在が日々の支えとなり、世話をすることで生活のリズムが保たれているというお話がありました。日常の小さな営みが、心を支えている様子が伝わってきました。

さらに、心に残る出来事として、不思議な体験談も共有されました。生前、「死んだらトンボの姿になって会いに行くね」と語り合っていたところ、不思議なタイミングで三度トンボが現れたというお話です。その出来事は、大切な存在が今もそばにいるように感じられる、あたたかなエピソードとして受け止められました。

お茶の時間には、最近身近な方が続けて亡くなったことや、突然重い病気を患った方がいることなど、それぞれの近況が自然に語られ、思いを分かち合う穏やかな時間となりました。

今後も、参加される方々が安心してそれぞれの想いを語り、静かに耳を傾け合える、あたたかな場として続いていくことを願っています。


25年11月に行われた第88回の様子

参加者6名、ファシリテーター2名

今回はいつものメンバーに加えて、新たに2名の参加者をお迎えしての会となりました。
長期間お母様の介護を続けてこられた方は、振り返ってみると、お母様が亡くなった直後のご自身の行動が「どこか異常だった」と静かに話されました。かつては参加すること自体が負担だった時期もあったものの、今回は「ここに来たい」と心から思えたと語られ、時の流れが悲しみの受け止め方を少しずつ変えていくのかもしれないと穏やかに振り返っていました。
突然娘さんを亡くされた方は、亡くなった事実がいまだに腑に落ちず、頭では理解していても心が追いつかないと胸の内を明かされました。悲しみを紛らわせるために娘さんが残したゲーム機で遊んでいたところ、急に視力が悪くなったという出来事も語られ、その言葉の端々に深い喪失の重さが滲んでいました。
話し合いの中では、「皆さんはどのようにしてこの悲しみを乗り越えたのですか?」という問いが投げかけられ、参加者それぞれが自分の経験や思いを丁寧に分かち合う時間となりました。
お子さんを亡くされた方々の体験も共有されました。
ある方は、最悪の事態が起きる前に「もっと早く自分に相談してほしかった」という深い後悔を抱えていると話されました。それでも、同じようにお子さんを亡くした方々と出会えたことで、「自分だけではなかったと感じられ、とても救われた」と語り、表情には静かな安堵が見えました。
また別の方は、お子さんの生活状況が少しずつ明らかになっていく中で、「どうしてもっと早く気づいてあげられなかったのか」という悔しさを抱えながら、胸の奥にある本音を静かに打ち明けられました。それでも決してその思いに押しつぶされることなく、今日ここで同じ経験を持つ方々と出会えたことに少し安堵されている様子でした。
お茶の時間には、故人の携帯電話のパスワードを解除することが、近年とても難しくなっているという話題が出て、多くの方が深くうなずきながら自身の体験を語り合いました。重たいテーマでありながらも、時折ふっと笑みがこぼれる瞬間も生まれ、参加者同士の距離がゆっくりと縮まっていくあたたかな空気が流れていました。
帰り際には「また参加します」と声をかけてくださる方もおり、この場が皆さんにとって、安心して心を預けられる大切な居場所になっていることを改めて実感できる会となりました。



25年10月に行われた第87回の様子

参加者6名、ファシリテーター2名

新たに参加された方々は、配偶者を亡くされ、とてもつらい状況の中でsachiに来てくださいました。

「突然の死の衝撃で食事も喉を通らなかった」「周囲に同じ経験をした人がいない中、ここで分かり合えたことが救いになった」「この心の状態がいつまで続くのか不安」と率直なお気持ちも語ってくださいました。

また、高齢のご両親の介護で大変な時期があった方や、話す相手がいない中でここに来られたことが支えになったと話してくださった方もいらっしゃいました。
数回目の参加の方も、「ここには良い印象しかない」と笑顔で語ってくださいました。

お茶の時間には、季節の話題や故人の携帯電話の扱いなど、さまざまなお話で和やかに盛り上がり、心温まる時間が流れました。



25年9月に行われた第86回の様子

参加者5名、ファシリテーター2名

皆さまが予定よりも早めに集まってくださったおかげで、定刻より10分早く始めることができました。初めて参加された方も加わり、穏やかな雰囲気の中で語り合いの時間を持つことができました。
ある方は、幼くして旅立たれたお子さまを思い、「今も生きていたなら、どんなに大きく成長していただろう」と、そっと心の中で寄り添い続けておられるお気持ちを語ってくださいました。さらに、お子さまの衣服に残る香りを大切に守るために、ジップロックに入れて香りが漏れないようにしていることもお話しくださいました。
また、葬儀を通して親族との関係の難しさを改めて実感された方や、地方出身で身近に話し相手がいないため「今日ここに来られて本当に良かった」と語ってくださった方もいらっしゃいました。日々のつらさから「今は何も手につかない」と、正直な思いを口にされる場面もありました。
カウンセラーの紹介でsachiを知り、数回目のご参加となった方からは「以前はメイクをすることも難しかったが、今日はお化粧をして外出できた」と前向きな変化を分かち合ってくださいました。
また、故人との思い出が詰まった「オータムフェスタ」に足を運ばれ、その余韻を胸に会へと立ち寄られた方もいらっしゃいました。祭りのにぎわいや懐かしい風景が、在りし日の姿をありありと思い起こさせ、故人とともに過ごした時間を改めて噛みしめるきっかけになったとのことです。そうした思いを携えて集まられた皆さまが、「故人の残してくれたもの」について温かく語り合うひとときとなりました。
お茶の時間には、好きな食べ物や出身地の寿司・焼き鳥の話題で笑顔がこぼれ、和やかな空気が流れました。
今回も、互いの思いを分かち合うあたたかなひとときとなりました。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。



25年8月に行われた第85回の様子

参加者6名 ファシリテーター2名
今回は、いつもより早めに会場へ到着しましたが、すでに多くの方が席についておられ、残りの参加者を待ってセッションを開始しました。
この日は新たに2名の初参加者を迎え、心が壊れそうなほどの体験を経てsachiに来られたことをお話しくださいました。
大切な方を亡くした悲しみ、自分ではどう処理してよいかわからないほどのつらさや苦しみの中で、「どうして相談してくれなかったのか」「あの時ああしていれば」という思いを皆で分かち合いました。参加者の中には「死別の後に鬱になった」「希死念慮から後追いを考えたことがある」といった率直な気持ちも語られ、互いに深く耳を傾け合う時間となりました。
お話を一巡した後はお茶の時間となり、穏やかな雰囲気のなかで交流を深めました。席上では「"あんことクリーム、どちら派?"」といった甘味の好みにまつわる和やかな話題から、不動産やネグレクトの課題、さらには札幌におけるグリーフケアの現状まで、幅広いテーマについて熱心な意見交換が行われました。
参加者からは次のような感想が寄せられました。

・「一周忌を迎え、心の区切りがついた」
  • ・「後追いしなくてよかったと感じている」
  • ・「職場や日常生活の中では話せないことを話すことができた」
  • ・「無理をせず、その日その日を過ごしていきたい」
  • ・「皆の話を聞いて勇気づけられた」
  • ・「燃え尽きから回復の途中で、健康に気を配り食事を楽しんでいる」
  • お帰りの際には、心の重荷を少し下ろしたかのように、さっぱりとした表情を浮かべられていたのが印象的でした。改めて、かけがえのない方の死が残されたご家族や関係者の人生に、どれほど大きな影響を与えるのかを実感する会となりました。


    25年7月に行われた第84回の様子

    参加者6名 ファシリテーター2名

    私が到着した時にはすでに皆さんお揃いで、セッションは予定よりも少し早めにスタートしました。今回は新たに1名の方が参加され、ファシリテーターの進行のもと、自己紹介などが行われました。
    セッションでは、故人に対して「こうしてやればよかった」といった後悔の念を語る方、四十九日を迎え心の整理がついたという方、そして会を重ねるごとに表情が明るく元気になっていく方など、様々な声が聞かれました。

    中には、sachiに参加してから表情が劇的に変わり、笑顔を見せることができるようになったと周囲に指摘された方もいらっしゃいました。また、「皆の意見を聞いて自分を責めず、前を向けるようになった」という前向きな感想も聞かれ、参加者それぞれが自身の感情と向き合い、心の変化を感じている様子が伺えました。
    お茶の時間では、参加者間の思いがけない共通点が次々と見つかり、大いに盛り上がりました。同じ時期に同じ国に滞在していた方や、同じ種類のペットを飼っていた方など、様々な共通点が発見されました。話題は不思議な体験談から最新のAIまで多岐にわたり、和やかな雰囲気の中で交流が深まりました。
    参加者からは、「仕事の後に来るのは大変だったが、来てよかった」「こんなことがあったよと故人に報告したい」 「今回も来るのが億劫だったが、やはり来てよかった」といった感想が聞かれ、会に参加することへのためらいを乗り越え、参加して得られる心の充実感を多くの参加者が感じていることがうかがえました。

    今後も「sachi」が、参加者一人ひとりの心の整理や癒しの場として、温かく支え合えるコミュニティであり続けることを願っております。


    25年6月に行われた第83回の様子
    参加者8名 ファシリテーター3名

    今回は少し早めに会場へ向かう道中、参加者のお一人と偶然お会いし、ご一緒に会場入りしました。

    会場に足を踏み入れると、前回とは打って変わって明るい雰囲気に包まれていました。

    2回、3回と回を重ねるごとに参加者同士の顔なじみも増え、セッションが始まる前から和やかに世間話を楽しんでおられたのが印象的です。

    今回は初参加となる2名の方をお迎えし、グリーフケアが始まりました。新たに来られた方々が、大変お辛い体験を胸にこの場に足を運んでくださったこと、その勇気と想いを参加者全員で静かにお聴きしました。

    お茶の時間では、皆さんの表情も一層和らぎ、お菓子を選ぶ際にはじゃんけん大会が始まるなど、和気あいあいとしたひとときが流れていました。

    セッションの終わりには、参加された方々から様々な感想が寄せられました。

    ・「今日はこの話をしようと心に決めてきました」と、ご自身の気持ちと向き合うための大  切な機会として活用されている方。
    ・「月に一度ここに来て故人に思いをはせることが、自分にとっての供養になっている気がします」と、故人様を偲ぶための習慣として根付いている様子。
    ・「同じ体験をした仲間だから、安心して話せました」
    ・「来るまでは億劫な気持ちもあったけれど、やはり来てよかったです。」
    ・「家に帰ったら『一歩前に進めたよ』と、故人に報告したい気持ちです」
    ・「普段は誰にも話せない心の内を、ここでは素直に話すことができました」

    皆様の言葉から、この会が、悲しみを分かち合い、普段は話せない心の内の想いを安心して解き放つための、かけがえのない場となっていることを改めて実感いたしました。参加された方々が、故人様への想いを胸に、明日へ向かう小さな一歩を踏み出すための、温かな支えとなっているようでした。


    25年5月に行われた第82回の様子

    参加者7名 ファシリテーター2名

    私が会場に着いた時、室内は重苦しい空気に包まれていました。うつむいている方、周りの様子をうかがう方、黙っている方々。皆さんの緊張がひしひしと伝わってきます。
    その後、グリーフケアが始まり、それぞれの方が心に秘めた思いを口にしてくださいました。話している最中に感情が揺さぶられて涙されることもありましたが、お互いの気持ちを深く分かち合うことができました。
    そして、待ちに待ったティータイム。ひと通りお話が終わった後、お茶の時間になりました。話してみると、家がご近所だったり、同じような体験をされていたり、仕事のマル秘話が飛び出したりと、共通の話題で盛り上がります。
    気がつけば、小さなグループが二つ三つできて、楽しそうな笑い声が聞こえてきました。「近親者を亡くした」という共通点だけで集まった方々が、こんなにも短時間で心を開いていく。なんだか不思議な体験でした。
    そして終わりの時間、皆さんが帰途につく際には、口角が上がり、笑顔が見られました 。何かと大変な今の時代、誰も裁かない、誰にも裁かれない、安心して心の思いを吐き出せる場所というのは本当に貴重だと感じました。


    25年4月に行われた第81回の様子

    参加者5名 ファシリテーター3名
    自己紹介の後、それぞれの方が胸の内にある思いを話されました。
    涙を流される場面もありましたが、参加者全員でその苦しみや悲しみを分かち合うことができました。
    最初は皆さん緊張されていましたが、お茶の時間では旅行や本といった趣味の話題で大変盛り上がりました。
    涙あり笑いありの充実した2時間となり、最後は皆さん笑顔で帰路につかれました。
    話すことによって、心の中でぎゅっと握りしめていた感情を離す ことができるのかもしれませんね。

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